獣医学生の就職先は様々で、動物病院(犬や猫)、公務員、一般企業(製薬会社など)、NOSAI(産業動物の獣医)、JRA、大学院への進学などが多いと思います。
就職先の分野別の割合は、その大学によって特色があります。
詳しい数字はわかりませんが、私立大学なら動物病院が半数以上を占めるのではないでしょうか。
一般企業や公務員を狙う学生は、他学部の学生と同様に就職活動をする必要があります。
製薬会社を希望する学生であれば、薬学部、理学部、農学部などの学生や院生と争うことになるので、厳しい面もあるでしょう。
しかし、動物病院を希望する場合は、ちょっと違います。就活がいつから始まるといったルールはありません。
自分の希望する動物病院で実習をお願いして、院長の了解を得られれば内定!となるでしょう。
ですから、早い人では大学5年生のときに内定をもらう人もいました。
次に、NOSAIについてです。
NOSAIとは共済組合のことで、ここで働く獣医師は牛、豚、馬などを対象にします。
NOSAIでは就職試験があります。試験内容は専門科目や面接などです。
都道府県によって就職試験の日程はバラバラですが、だいたい6~7月くらいに試験があります。
NOSAIを希望する学生も普通は事前に実習をお願いします。
雇う側から考えても、どんな人が就職を希望しているのか知りたいでしょうし、学生からしても、どんな職場かわからないままエントリーはしたくないですよね。
獣医学部への再入学を考えている方は就職の年齢制限などを気にすると思いますが、
私の知る限りでは、一般の動物病院で年齢制限があるところはほとんど見たことがないですね。
おそらく、再入学でも不利になることはないと思います。
一般企業や公務員については、わかりません。興味のある方は個々で調べてみてください。
NOSAIに関しては、その地区によって30歳未満などの制限がある場合があります。
しかし、場所に強いこだわりがなければ、年齢制限のない地区もありますから、牛の獣医になりたくて再入学したのに就職先がない!ってことはないでしょう。
NOSAI以外にも開業している牛の獣医さんもいらっしゃるので、年齢が原因で就職できないということはないと思います。
私も現在30歳で大学6年生です。無事に就職も決まりました。
就職先については、年齢の壁はほとんど感じないと思います。
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