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2015年9月18日金曜日

獣医の大学に入るまで⑤

編入試験も一般入学試験も落ちてしまい、かなりショックでした。


就活はしていなかったので、卒業後どうするかは全く決まっていません。でも、獣医になることは諦めるわけにはいかなかったので、最後の手段をとりました。


両親に「この一年だけ家で浪人させてください!」とお願いしました。予備校はお金がかかるから、行かなくていい。でも、一年間、家で勉強に集中させて欲しい!もし、この一年でダメだったら、そのあとはバイトでもなんでもしながら地道に勉強するから、とにかくこの1年だけお願いします!といって、なんとか了承をもらい、一年間、受験勉強に集中させてもらうことにしました。


この時、24歳。バリバリ働いている友人のことを考えると、今の自分の現状を直視するのが辛かったけど、せめて納得できるまでやろうと思っていました。


そして、編入試験を受けることはやめようと思いました。これは、その人によって得意・不得意があるからなんとも言えないけど、編入試験は募集人数が若干名(0人もありうる)や試験内容も対策を立てにくく、ヘタしたら何年経っても受からないと感じました。
でも、一般入試なら、範囲の決まっているセンター試験と二次試験。これならば対策も立てられるだろうということで、一般入試に絞って勉強しました。

加えて、大学に合格した場合、学費や生活費は奨学金とアルバイトでなんとかしようと考えていたので(二回目の大学で学費を出してもらうわけにはいかないと思った)、国公立を目指しました。



センター試験で80%を越えるため、自己分析をした結果

英語→ちょっとやればOK
数学→相当頑張らないとダメ
国語→そこそこ必要、特に古文・漢文
社会→現代社会選択なら直前にやればOK
生物→ちょっとやればOK
化学→ちょっとやればOK

という状態だったので、ひたすら数学と国語をやろうと決めました。



そして、一年間、外界との情報交換をほぼシャットアウトした状態で実家に篭りました。外出は実家で飼っていた犬の散歩のみ。TVも携帯も見ず、一年間ひたすら勉強。



その結果、なんとか前期日程で合格することができました。
ここまで本当に苦労したので、結果をHPで確認する時には、マウスをクリックするのが怖くて心を落ち着けるのに30分くらいかかりました。あのときの受験番号は今での覚えていて、たぶん一生忘れないでしょう。


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