そんな感じで、なんとなく入った大学で自分の将来に悩み、休学して一年間バックパッカーをするという、どこかで聞くようなありがちな20代前半を過ごしたわけです。
その一年間で獣医師になることを決めたわけだけど、今回はそこのところを書こうと思います。長文になりそうだな…
東南アジアを旅していたときに、これもありがちなのかもしれないけど、幾つかの孤児院でボランティアをした。といっても、英語が堪能なわけでもなく、特別な技術があるわけでもないので、子供達と一緒に折り紙をしたり、サッカーしたりして遊んでいた(それしかできなかった)。子供達はゲームも携帯もなく、食べ物も衣服も日本と比べたら裕福ではなかったと思う。でも、みんな「将来は⚪︎⚪︎になりたい!」とか目を輝かせていて、何の目標もない自分を恥ずかしく思った。私は日本に生まれたことで不自由のない暮らしをさせてもらっていたのに、結局、自分の将来も決められず、「今まで何をやってたんだ」という後悔とともに、困っている人達に何かできないか?という気持ちが生まれてきた。こういうことを書くと、偉そうとか上目線とかエゴとか言われてしまうこともあるのだけど、旅の最中は私もずっとそれらの言葉に悩んでいた。でも、事実として自分の中にそういう気持ちが湧き上がってきた。
ここで話は変わるけど、私は海外でも夜に出歩くことはほとんどなく、ドミトリーで横になって過ごす時間が多かった。日本から持ってきた本も全部読み終わってやることがなくなると、いろいろと考えてしまう。今までなんとなく日本で過ごしてきたときにはしなかったことなんだけど、自分の過去のこととか楽しかったこと、嬉しかったこと、やりがいを感じたこととかを思い返す時間は山ほどあった。自分自身の棚卸しみたいな感じかな。思い返すと、その時間を得られたことは良かったと思う。長い時間をかけて自分の本当に好きなこと、やりたいことは何なのかを再考することができた。
そして、あるときネットカフェで次の国でボランティアをできるところを探していた。そのとき検索したどこかの団体のHPで、「獣医師の資格を持つ人」という募集があったのを目見つけた。
「ん?獣医?」
その言葉を見たときに、なんか心に引っかかったような感じがした。
そこから、獣医のことを調べまくった。獣医の仕事を紹介しているBlogとか海外で活動している獣医のHPとかを一日中閲覧した後、
「獣医かぁ、良いかもな」
と思った。そこからはもう獣医以外ないって思うようになってしまった。小さい頃から実家で犬・猫を飼っていたこととか、昔、親に獣医になれば良いじゃんって言われたこととか、いろいろな出来事も思い出して、「動物に関わる仕事」が自分のキーワードとなった。
「困っている人を助けたいということと、動物に関わる仕事がしたいということが獣医なら実現できるんじゃないか!?」
これが、獣医を目指したスタート地点。
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